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【食糧人類】生殖種や増殖種とは何なのか…人間が食料として加工される施設に収容されてしまうグロ描写満載の作品です。あらすじや登場人物を紹介します。

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「食糧人類-Starving Anonymous-」は蔵石ユウ(原作)、イナベカズ(作画)の作品です。eヤングマガジンで2016年から2018年まで連載されて全7巻で完結しています。

2021年から続編の「食糧人類Re:-Starving Re:velation-」が連載され、2023年9月現在で9巻まで発行されています。

高校3年生の伊江はバスに乗って帰る途中…催眠ガスで眠らされ、とある施設に捕獲をされてしまいます。
そこは人間を食料として繁殖・飼育している施設でした。
得体の知れない生物たちに食べられる人間たち…繁殖させられるために飼われる女たち…。

果たして伊江たちは生きて施設を出ることが出来るのか…グロ描写満載のサバイバルでホラーな作品です。

ある日、高校生の伊江とカズの2人は、学校からバスで帰宅する途中、車中に催眠ガスを撒かれ拉致されてしまう。目が覚めると、そこは人が敷き詰められたトラックの上。辺りには冷凍された裸の人間たちが並び、生きた人間たちによって解体されていた…。ここは一体どこなのか? この地獄から、脱出する術はあるのか? 『アポカリプスの砦』のコンビが挑む、人類生存を賭けた“食物連鎖”パニック!

引用元:ebookjapan

「食糧人類」はどんな作品?

異常な温暖化が進む日本…バスで帰宅する途中、高校3年生の伊江は友人のカズとともに眠らさせれ捕獲をされてしまいます。

伊江たちが連れて行かれた場所…そこは「あの方」にささげるために人間を飼育したり繁殖させるための食料を加工する工場のような施設でした。

施設内で出会った謎の人物…ナツメや山引と一緒に施設を管理している「あの方」の秘密に迫っていくストーリーです。伊江たちは生きて施設を出ることが出来るのか…ハラハラするホラーなサバイバル作品。

「食糧人類」はこんな作品!!

  • 高校3年生の伊江はバスで帰る途中に眠らされて捕獲されてしまいます。
  • 目が覚めた場所はとある施設。
  • 施設は人間を食料にするため加工・繁殖をしている場所でした。
  • 出荷されそうになる伊江…。
  • 施設で出会ったナツメと山引と一緒に施設の秘密に迫っていきます。

「食糧人類」のあらすじ

高校生の伊江はいつものように友人のカズと一緒にファーストフード店で暇をつぶした後、バスに乗って家に帰ろうとしていました。

3月なのにとてつもなく高い気温…世界中で温暖化により気温が上昇をしていました。
車内でカズと温暖化について話をしていた際…周りをみると乗客たちが全員意識を失っていました。運転席に行くと運転手はガスマスクをしていて…伊江も意識を失ってしまいます。

伊江が気づいたところは見知らぬ施設の中。
トラックの荷台に積まれていた伊江…周りでは全裸であおむけにされている検査をされたり、凍結されて真っ二つに人々…。そこは人間の食料加工のための工場でした。

衝撃の事態に言葉を失っていた伊江でしたが…作業中の男に見つかってしまい、蹴り落とされて下の部屋にぶち込まれてしまいました。

そこは天上から伸びるチューブから出ている得体の知れない液体を飲み続けている人間であふれていました。
液体を飲み続けている人間たち…伊江が人びとを見ていると…その中にカズがいました。

「スッゲェうめーよコレ…」と言っているカズ。
喉が渇いていた伊江は一口だけ…と手を伸ばした瞬間、突然見知らぬ男から「飲むな」と止められてしまいました。

男の名前はナツメ…ナツメは液体は飲む物の思考を抑制するためのものと言い、液体を飲んだカズは以前のカズとは別人だと言います。

ナツメはもう一人の男、山引とともに3日以上施設の中にいました。

ナツメは伊江にこの部屋は人間の飼育所と言い、外の情報を話せと言いますが、信じられない伊江はドアを叩いて騒ぎ出しました。

ナツメから殴られ…「余計なことをしやがって…絶対に振り返るんじゃない。液体を飲んで正気を失った振りをしておけ」と言われる伊江…。

その瞬間、飼育所のドアが開き、得体の知れない生物が入ってきました。

巨大な芋虫のような姿で大きな触覚を使って飼育されている人間たちを切り刻みながら食べていく生物…伊江は悲鳴が出そうになりますが…必死に声を抑えていると得体のしれない生物は去っていきました。

生物が出て行ったあと…入れ替わりに部屋に入って来た作業服を着た清掃員…。
ナツメと山引は生物が食べ散らかして汚された部屋の掃除していた作業員を殴り、作業服を奪って部屋から出て行こうとしました。

物おじせずに作業員たちを倒すナツメたちを見て…何なんだこの人たちは?と思った伊江はこのまま部屋にいても殺されてしまうので一緒に連れて行って欲しいと思い、ナツメたちに付いていこうとしますが…山引から「役に立たないから液体でも飲んで休んでいて」と言われて置いていかれてしまいました。

この場所に取り残されたら助からない…と思った伊江。
伊江はとっさに床にあった血で施設内の風景を描きました。

伊江が瞬間記憶能力を持っていること知ったナツメたち…。
伊江は「外に出ても道が分かるのか?」と言って自分を連れて行くことにメリットがあることを示して案内役としてナツメたちと一緒に行動をすることになります…。

「食糧人類」の登場人物

伊江(いえ)

高校3年生の男の子。両親と中学2年生の弟の4人暮らし。
ファーストフード店から帰宅する途中、バスの中で催涙ガスで眠らされて捕獲をされて施設に収容されてしまう。

一度見た風景を瞬時に記憶できる能力を持ってて絵を描くのが好きだったため高校では美術部に入っている。一緒に捕獲されたカズを助けるために施設から脱出しようとする。

カズ

伊江と同じ高校に通う高校3年生の男の子。
祖父母が温暖化による熱中症で亡くなったことから気象学者になることを目指している。
ファーストフード店から帰宅する途中、伊江とともに捕獲をされて施設に収容され、施設内で謎の液体を飲んだことにより自我を無くしてしまう。

ナツネ

伊江が施設内の肥育場で出会った男の子。
見た目は青年だがで実年齢は6歳で黒髪ロングの女の子がタイプ。

「あの方」に肉を供給し続けるために開発・品種改良をされた特殊な人間で中枢神経が破壊されない限り体を再生し続ける「増殖種」。

自分と同じく施設の犠牲になっている生殖種の女たちや夕凪の会の改造された人間には優しいが、収容されている人間を苦しめている作業員には「一生オナホで終われ」など…冷酷で躊躇なく見殺しにする。

山引と行動をともにしているが、施設を運営している人々を恨んでいて母親の山崎さおりの復讐をする目的を持っている。

山引(やまびき)

伊江が施設内の肥育場で出会った青年。
施設にいる理由は不明だが、外の世界は退屈で施設のことを面白くてステキな場所だと思っていて「あの方」の生態に興味を持っている。

明るい話し方で話をするが一緒に付いていこうとする伊江を切り捨てようとしたり冷酷な一面も持っている。
男も女も両方いけるバイセクシャル。とある事件により体内に色々な生き物の染色体が入っている。

小倉(おぐら)

元ルポライター。通称「オグっちゃん」。
高レベル放射性廃棄物最終処分場「ゆりかご」と呼ばれていた施設の取材をするために作業員として潜入をしていたが「あの方」の恐ろしさから逃亡して誰にも見つからずに施設内で暮らしている。

自分が描いた下手くそな女性の絵を裕子さんと呼んで彼女にしているなど、恐ろしさのあまりに人格が崩壊している人物。

「あの方」

施設内に住んでいる謎の生物。
総理大臣すらも手足のように扱っていて人間たちに自分の食料である人間を繁殖・加工するための施設を作らせる。
施設内でトラブルが起こるとその都度、粛清として作業員たちを生餌として調達している。

和泉新太郎(いずみしんたろう)

施設の所長。父親が施設の前の所長であったため、6歳のときから施設内で暮らしていた。1ナツネの母親「山崎さおり」とも面識がある。

和泉純一(いずみじゅんいち)

和泉新太郎の父親で前任の所長。
親子でホームレスをしていたが新太郎を育てるために止む無く施設で働くようになる。

ある事件が発生したことにより粛清「悲劇の大粛清」を受けて死亡している。

花島(はなじま)

施設の副所長。
和泉純一の下で働いていたため、幼少期から和泉新太郎のことを知っている。施設で働くことに信念を持っていて人体実験を繰り返している夕凪の会のことを嫌っている。

桐生(きりゅう)

元東京理系大学の教授で遺伝子研究の第一任者。
施設で働き始めたあとは夕凪の会の代表者となって人体改造を繰り返している。
「あの方」を神として崇めていて改造人間を従えて施設内の警備を行っている。

「食糧人類」の面白さ

突如捕獲されて得体の知れない施設に収容された主人公の伊江…。
人間が冷凍マグロの様に加工されていたり、催淫剤を投与されて24時間発情する女…興奮剤により交尾以外を考えない男…人間を種付けのための施設があったり…グロ描写が満載ですが先が気になるストーリー展開です。

「あの方」とは何なのか…。
施設の警備をしてる夕張の会の桐生は人体実験を繰り返すマッドサイエンティストのクズ。

ナツメや山引の得体が知れず…所長も何か裏がありそうなキャラクター。
悲劇の大粛清とは何なのか…。
終盤では施設から飛び出して世界中で人々に襲い掛かる「あの方」…人類は生き延びれるのか…全7巻のため早い展開で読みやすい作品です。

「食糧人類」はここが面白い!!

  • 人間が加工されたり強制的に交尾をさせられる施設…なんのために作られたのか。
  • どんどん人間が殺されていき…グロ描写が満載!
  • ナツメや山引は何者なのか…。
  • 悲劇の大粛清とは…「あの方」とは…?
  • 早い展開で読みやすくて面白い作品です。

作者の他の作品

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