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【モリのアサガオ】死刑囚と刑務官の漫画!あらすじを紹介!

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「モリのアサガオ」は郷田マモラの作品です。漫画アクションで2004年から2007年まで連載がされました。全8巻で完結しています。また、続編として2021年よりモリのアサガオ2が連載されています。

●作者:郷田マモラ

●連載期間:2004年4月~2007年4月

●既刊:全8巻(完結)

●平成19年度文化庁メディア芸術祭漫画大賞受賞

●2010年にドラマ化されています。

モリのアサガオのあらすじ

新人刑務官の及川直樹は、研修を終えてなにわ拘置所に配属をされ、死刑囚舎房で死刑囚を管理していくことになります。
先輩刑務官とはじめて巡回で訪れた舎房では、刑の執行におびえる死刑囚の世古や、新人刑務官の及川にからんでくる深堀など、さまざまな当時のマスコミを騒がせた死刑囚たちが暮らしていました。

なにわ拘置所では、新人刑務官の及川の配属祝いとして、死刑囚には大福が配られていましたが、大福を配りにいった及川に対して、死刑囚の一人である石峰が悪態をついたことから、及川は石峰に大福を渡さずに自分で食べてしまいました。

石峰は、とても楽しみにしていた大福が食べられなくなったことで突然泣き出します。
翌日、及川は石峰が流した涙を気にしたまま業務をしていると、午前中に石峰の死刑が執行されたことを知らされます。

及川は最後に大好きな大福を食べることが出来ずに死んでいった石峰に対して、罪の意識にを感じます。刑務官の仕事が続けられるのか悩む中、後に及川が親友となる死刑囚の渡瀬満がなにわ拘置所に移送されてくることになります。
はじめは及川を拒否する渡瀬でしたが、すこしずつ及川に心をひらいていきます。

モリのアサガオの特徴・面白さ

モリのアサガオは死刑を執行する側の刑務官と死刑囚の日常が描かれた作品です。拘置所という閉鎖的な空間を舞台として、刑務官の業務内容や死刑囚の日常生活が描かれています。

冤罪の可能性がある死刑囚なども登場し、死刑制度を考えさせられる作品です。及川はある死刑囚から「山本」と呼ばれますが、山本とはいったい何なのか。ストーリーが進むにつれて及川の出生の秘密も明らかになっていきます。

また、渡瀬満が死刑囚になることになった驚愕の理由や、及川との間で生まれた友情。死刑が執行されるまでの心情の変化などが非常にうまく描かれている作品です。

全8巻で完結済なのでかんたんに読めてかなりおススメの作品です。作者の絵に好き嫌いがあるかも知れませんが、読み始めたらすぐにハマっていきますのでぜひ騙されたと思って読んでみて下さい。

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