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【RAINBOW-二舎六房の七人-】最高に感動するあらすじを紹介!

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【RAINBOW-二舎六房の七人-】は安部譲二(原作)と柿崎正澄(作画)による作品です。
週刊ヤングサンデーで2002年から連載を開始し、ビックコミックスピリッツに移籍して2009年6月から2010年1月まで連載がされました。全22巻で完結しています。

●作者:安部譲二(原作)・柿崎正澄(作画)

●戦後の少年院でたくましく生きるアンチャンと二舎六房の6人を描いた作品

●連載期間:2002年~2010年

●既刊:全22巻(完結)

「RAINBOW-二舎六房の七人-」のあらすじ

戦後、ボロボロでまだ復興がされていない昭和30年7月の日本。6人の少年は湘南特別少年院に移送されます。

少年たちはみな心に傷を抱えていました。少年院に移送された少年たちは裸にされて、担当医の佐々木から尻の穴にガラス棒を突っ込まれます。

その後、6人の少年たちは二舎六房に移送され、桜木六郎太(アンチャン)と出会います。

心に傷を負っていた6人はアンチャンに挑みますが、逆に全員が殴られて倒されてしまいます。

アンチャンは6人に対してそれ以上のことはせず気遣ってくれる優しい人でした。

桜木六郎太(アンチャン)、水上真理雄(マリオ)、遠山忠義(ヘイタイ)、野本龍二(バレモト)、松浦万作(キャベツ)、前田昇(スッポン)、横須賀丈(ジョー)の7人で始まった二舎6房での生活。

ある日、ジョーのもとに、ジョーと妹のメグが居た施設の園長が面会に訪れます。

園長はジョーに対して、メグの里親が決まったことを伝えます。

ジョーは施設にいるときに園長に性的虐待を受けていました。

ジョーは、メグも汚い大人の里親から性的な虐待を受けてしまうのではないかと心配して、メグに会うために少年院からの脱走をくわだてます。

原爆で家族を失っていたスッポンは、家族を思うジョーの気持ちに共感をして、ジョーの脱走を手伝います。

アンチャンや他の二舎六房の仲間たちの協力もあり、ジョーは施設にたどり着いてメグと再会を果たします。

しかし、施設には園長が呼んでいた看守たちがいてジョーは逮捕されてしまいます。

自分のために脱走をしてきたジョーに対し、メグは本音を隠して、これからは一人で生きていけるからこれ以上自分には構わないようにと伝えます。

脱走の罰の2週間の独居房から戻ってきたジョー。

メグと別れた悲しみをこらえていましたが、アンチャンから優しい言葉をかけられた瞬間に抑えていた感情を抑えきれずに号泣をしてしまいます。

こうして絆が深まっていく二舎六房の仲間たち…。

アンチャンの出所まであと一か月と迫ったある日、急遽、アンチャンが二舎六房から一舎八房に転房させられてしまいます。

転房先の一舎六房でアンチャンは、石原の命令を受けた横山たちから毎日壮絶なリンチを受けていました。

出所のためにリンチに耐え続けるアンチャンでしたが、アンチャンがリンチを受けていることを知ったマリオは横山たちに、自分が身代わりになるので、アンチャンに危害を加えないように懇願し、横山たちからリンチを受け、右手を石で潰されてしまいます。

アンチャンは出所後にマリオにもボクシングをやるように勧めていました。そんなマリオの右手が潰されたことを知った六郎太は激怒し、横山たちを殴り倒してしまいます。

じつは石原がアンチャンを目の敵とするにはわけがありました。
アンチャンは石原と佐々木のある秘密を知っていたため、石原たちは六郎太の口封じをするために、出所までにアンチャンを事故に見せかけて殺害しようとしていました。

石原はアンチャンを独居房に入れる理由を作るため、アンチャン以外の二舎六房の六人に対して陰湿な嫌がらせをしてきます。

マリオたち6人はアンチャンのために嫌がらせに耐えていましたが、アンチャンは自分のためにイジメられる6人の姿に耐え切れず、石原に逆らって独居房に入れられてしまいます。

残りわずかに迫った出所までの時間。独居房でアンチャンに対して行われる壮絶な仕打ち。

果たしてアンチャンは無事に出所が出来るのか…。

https://twitter.com/oden_welfare/status/1259725071809044480

作品の特徴・面白さ

戦後の環境下で理不尽で汚い大人たちを相手にがむしゃらに生きていく二舎六房の7人の姿が描かれた作品です。

7人全員がそれぞれに心に傷を負っていますが、アンチャンがすべてを包み込んでくれます。

強くて優しくて漢気のあるアンチャン(六郎太)とそれを慕い、アンチャンのためなら何でもやるマリオたち6人。

劣悪な環境でがむしゃらに生きながら、お互いがお互いを思いあう姿に目頭が熱くなります。

男色家の佐々木や、陰湿な看守の石原などの汚い大人たちにあらがい、二舎六房のみんなは強くたくましく生きていきます。出所後にメグと再会するジョーやヘイタイのやりとりも感動します!

人間の嫌な姿と素晴らしさが両方描かれていて最高の作品です。ぜひ読んで見て下さい!!

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