「監禁嬢」は河野那歩也の作品です。漫画アクションで2016年から2019年まで連載がされていました。全9巻で完結しています。
「監禁嬢」のあらすじ
高校教師の岩野裕行は、生徒や同僚から人気もあり、妻の美沙子と娘の日輪子とともに充実した生活を送っていました。ある日、裕行は、美沙子に頼まれて日輪子のオムツを買いに行く途中で道に倒れている女性を発見します。
女性を助けるために救急車を呼ぼうとした瞬間、女性から襲われてスタンガンを突き付けらえて気を失います。
目を覚ました裕行は、廃工場の中で裸にされ、両手両足を椅子に固定された状態で監禁をされていました。
自分を襲ってきた謎の女性から、自分が誰なのか分かるか聞かれるも、裕行は女性の顔に見覚えはありませんでした。
これでも思い出せませんか？と裕行の股間を激しくこすってくる謎の女性。
女性は加藤カコを名乗り、裕行を射精させた後、用事があるからと廃工場に裕行を残して出ていきます。
翌日、裕行に好意を寄せる女子生徒の藤森麻希は、教師たちの話を聞いて裕行の行方が分からなくなっていることを知ります。
麻希は生徒から人気がある裕行を自分のものにしたいと思っていました。麻希が裕行のことを考えてトイレで自慰をしていると目の前にカコが現れます。
カコは麻希に対して、自分の言う通りにすれば裕行の居場所を教えると言い、岩野裕行を強姦するように指示をします。カコに連れられて、裕行の元に現れた麻希は手足を拘束された裕行に欲情して、強引に自分とセックスをさせようとしますが、裕行は麻希に対して、麻希と付き合うから強姦はやめるように言い、麻希もそれを受け入れます。
監禁が解かれた裕行が麻希と二人で工場から離れた瞬間、工場が突然爆発をします。
その直後、カコから麻希の携帯に動画が送られてきます。その動画は先ほど、麻希が裕行と性交をしようとしていた場面の盗撮映像でした。裕行は動画が送られてきた意味をカコからの口封じと判断します。
自宅に帰宅した裕行は妻の美沙子に謝罪をしますが、そこには日輪子を抱っこするカコも一緒にいました…。
作品の特徴・面白さ
主人公の岩野裕行に対して、凄まじい復讐心を持っている加藤カコ。岩野裕行はカコに見覚えもなく、目的も分かりませんでした。カコは裕行に自分を思い出させるため、裕行の家庭も巻き込んで復讐をしていきます。カコにより家庭を崩壊させられた裕行は自分が何をしたのか…自問自答をして過去を思い出していきます。
裕行は謎の女、加藤カコの気味の悪い表情や異常な行動により裕行は追い詰められていきます。カコの正体は何なのか探っていくサイコサスペンスなストーリーです。全9巻でテンポ良く読める作品です。
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