「ヘタコイ」は中野純子の作品です。週刊ヤングジャンプで2007年8号から2011年46号まで連載がされました。全10巻で完結しています。
「ヘタコイ」のあらすじ
4月から大学１年生の駒井静（20歳）は連休中に一人旅で温泉宿に訪れます。
駒井が温泉に入っていると、酔っぱらって全裸で倒れている女性の開脚した股間を目撃してしまいます。初めて生身の女性の裸体を初めて見た駒井はそのことを高校の先輩であり、同じ大学に入学をする矢治三郎に話をします。
大学に入った駒井は矢治と一緒に旅と温泉愛好会（タビセン）に入会をします。
タビセンで駒井たちを迎え入れてくれた人は、同じ年の先輩である篠原流香でした。
駒井は流香の笑顔を見て一目ぼれをしてしまいます。
タビセンの他のメンバーとの話の内容から、連休中に自分が見た全裸の女性が流香であったことを知ります。
全裸の女性が流香と知った後、駒井は恥ずかしくて流香の顔を見て話をすることが出来なくなってしまいます。
ある日のタビセンの飲み会で、駒井は酔いつぶれてしまい流香の膝の上で目を覚まし、駒井は酔った勢いで流香を抱きしめてしまいます。
シラフに戻った駒井は自分がとった行動を恥ずかしさから後悔してその後も流香とはまともに話しが出来ずに避け続けることとなります。
ある日、矢治がうっかりと、流香に対して、駒井が全裸で倒れた流香を目撃していたことをしゃべってしまい、流香は駒井が自分を避けていた理由を知ります。
翌日はタビセンの旅行の予定だったため、駒井と流香は気まずいままで旅行に出かけます。
駒井は流香の様子がいつもと違って、自分を避けていることに気づきます。
矢治から、駒井が裸を見たことを流香に話をしてしまったと伝えられ、自分が避けられている理由を知ります。
駒井は流香に対して、裸を見たことを黙っていたことについて謝りますが、動転した流香は海に落ちておぼれてしまいます。
駒井は流香を助けた後、目を覚ました流香から拒絶をされます。
駒井は流香に対して、自分がいると目障りだと思うから…とタビセンを辞めることを伝えます。
翌日、気まずい旅行から帰った駒井ももとに、流香から電話があり、自分と関わらなければ良いので会は辞めないで欲しいと絶縁を告げられます。
駒井はそのあと、大学の中で流香と話すことはなくなったが、駒井は気が付くといつも流香の姿を探していました。
流香から引き留められてタビセンに残った駒井でしたが、あからさまに流香から無視をされることに辛さを感じていました。
夏休み前に入る前に、タビセンの打ち上げとして近くの神社の縁日に行くことになりました。縁日で流香のルームメートである那智から、流香は裸を見られてテンパっているだけなので気にしないように言われます。
駒井はこれから夏休みの間、流香と会えなくなることで、自分が流香から忘れられてしまうのではないかと思い、とっさに流香を追いかけて告白をしてしまいます。
作品の特徴・面白さ
温泉同好会というサークルの中で、盆栽とぬか漬けが趣味のピュアな童貞である駒井と流香がお互いを意識しながら近づいていきます。壮絶な出会いからスタートする二人ですが、駒井と流香の気持ちのすれ違いなどが丁寧に描かれています。
登場人物も楽しいキャラクターが多くて全体的にほのぼのとした作品です。
全10巻で完結していますので読んだことが無い人はぜひ読んでみて下さい。
※中野純子先生は大好きな作者でしたのでお亡くなりになってしまってとても残念です。
素敵な作品をありがとうございました。ご冥福をお祈りいたします。
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