筒井哲也 PR

【マンホール】欲望を食べる寄生虫が伝染するバイオホラー。フィラリアに感染した溝口は生き残れるのか…あらすじや登場人物を紹介します。

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マンホールはノイズ【noise】や予告犯の作品で有名な筒井哲也の作品です。2004年から2006年までヤングガンガンで連載がされ、全3巻(新装版は全2巻)で完結しています。

突然現れたスキンヘッドの全裸男が新種のフィラリアに伝染させていく寄生虫バイオホラーな作品です。

夕暮れの商店街で、全裸の男が怪死を遂げた。検死の結果、体から新種の寄生虫が発見される。ベテラン刑事・溝口とその部下・井上は事件を追う内、ひとつのマンホールへとたどり着く。暗闇の中、そこには謎の“施設”の存在が…!? 加速する恐怖、戦慄のバイオ・ホラー!!

引用元:ebookjapan

「マンホール」はどんな作品?

平穏な街中に突然現れたスキンヘッドで全裸の男…。

男は血を吐いて死んでしまいますが…それは新種のフィラリアの寄生虫によるものでした。

フィラリアに感染した人間は欲望が無くなりますが、欲望がコントロール出来ない人間は脳を食われてしんでしまう…。

血を媒介に感染する伝染病…感染者の自宅で季節外れの蚊が大量に発生し…感染者がどんどん増えていきます…。

フィラリアを持ち込んだ男は水野正章…警察は水野を追っていきますが…捜査中に刑事の溝口もフィラリアに感染してしまいます…。

突然現れた新種のフィラリアに感染した男。

感染者は寄生虫に脳の視床下部が食い荒らされて欲望が無くなりますが、欲が強い人間は脳の奥深くまで食い荒らされて。

感染者が生き残る方法は欲望と共存すること…。

寄生虫を持ち込んだ男は水野正章は世の中のクズを一掃するために寄生虫を蔓延させようとします。

感染者の家から大量の蚊が大量に発生してしまい感染者が次々に増えていきます…。

ついに付近を封鎖した保健所…警察は水野正章を捕まえることが出来るのか…。

「マンホール」のあらすじ

夕方の平穏な商店街。

買い物客で賑わう商店街を目の焦点が定まっていないスキンヘッドの血まみれの男が「ママァ…」裸で歩いていました…。

異様な男の姿を見て静まり返る人々…。

そこにヘッドホンをしながら携帯をイジッていた雨宮洋一が歩いてきました。
スキンヘッドの男に気が付かずに歩き続ける洋一。

洋一はそのまま歩いて行ってしまい、スキンヘッドの男とぶつかってしまいました。
洋一が目の前の男に気付いた瞬間、男は口から血を吐いて死んでしまい…突然、裸の男から全身に血を浴びせられた洋一はパニックになって現場から逃げていきました。

商店街の人々から通報を受けて遺体を捜査していた笹原署刑事課の溝口と井上。
遺体の身元は堀口義人と判明し、溝口と井上は堀川の家を訪ねますが…そこはゴキブリが這い回るゴミ屋敷と化したボロアパートの一室でした。

堀川が死んだことを聞いた母親…母親は笑いながら溝口たちに堀川から煙草を押し付けられた腕を見せました。
ギャンブル中毒だった堀川はパチンコで負けると自分の母親にタバコを押し付けたり、灰皿で殴ったり…日常的に虐待を受けていた母親は堀川の暴力に耐えられなくなり、知人の紹介で堀川を施設に預けていた と話しました。

堀川から血を吹きかけられた雨宮洋一は彼女の関口美香の家に向かい、シャワーで全身の血を流した後、そのまま関口の家に泊まりました。
現場に携帯を落としていたことから警察の連絡を受け、翌日、洋一は顔に出来たミミズ腫れを気にしながら笹原署に向かいました。

警察から事情聴取を受けていた洋一でしたが…洋一は既にフィラリアに感染していて意識が朦朧として自分が何をしているのか分からなくなってしまいます。警察署を出て呟きながら歩いていた洋一でしたが、そのまま車道に出て車にはねられて死んでしまいました。

その頃、遺体の検死結果から堀川の死因が新種のフィラリアによるものであり、寄生虫に脳の視床下部が食い荒らされたことが判明します。
フィラリアは蚊などによって人々に伝染するものでしたが、蚊がいない冬の時期だったため安心をしていました。

雨宮洋一の彼女の関口美香…美香も洋一と一晩一緒にいたことから晩いたことからフィラリアに感染して既に自宅にいたが…エアコンで気温が上がった室内では水槽で死んでいた魚から大量の蚊が発生していました。

付近の住民に感染が広がり、保険所が地域一体を封鎖していく中…溝口もフィラリアに感染してしまいます…。

「マンホール」の登場人物

雨宮 洋一(あまみやよういち)

20歳の大学生2年生。商店街を俳諧していて堀川義人から母親と間違えられて血を吹きかけられてフィラリアに感染してしまう。警察署で事情聴取を受けた後、フィラリアの症状が発症して意識が朦朧をしている中で車にはねられて死んでしまう。

溝口 健(みぞぐちけん)

笹原署刑事課の刑事。強面だが優しい刑事。禁煙をするためにチュッパチャップスを大量に持っている。捜査中に感染者の血液が付着した包丁で怪我をしてフィラリアに感染してしまう。

井上 菜緒(いのうえなお)

笹原署刑事課の女性刑事。溝口と一緒に捜査をしている。溝口からはマンホールの中を調べさせられたりする。

関口 美香(せきぐちみか)

雨宮の彼女の大学生。
堀川義人の血を浴びた後の雨宮とセックスをしたことでフィラリアに感染してしまう。

堀川 義人(ほりかわよしと)

ボロいアパートで両親と同居している32歳無職。
ギャンブル中毒でパチンコに負けると母親に暴力を振るうクズ。
父親から厄介払いをされて水野の施設に預けられてフィラリアに感染する。母親に会うために全裸で商店街を歩いている途中で雨宮洋一の目の前で死亡する。

堀川 トシ江

堀川義人の母親。65歳。
ゴキブリが這い回るゴミ屋敷の様なアパートで暮らしている。
息子の義人から日常的にタバコを押し付けられたり、灰皿で殴られたりしている。

堀川 晴生(ほりかわはるお)

堀川義人の父親。62歳無職。
こぎたない身なり。息子のせいで家がボロボロにされ、どうにかしたいと思っていたところ、目の前に現れた水野に息子の厄介払いを依頼する。

水野 正章(みずのまさあき)

自称、風景写真家の男。
ロボトミー手術を合理的と思っていて、欲深い人間を一掃するために新種のフィラリアを蔓延させようとする。自分自身もフィラリアに感染していて右目を失っている。

田村 雅樹(たむらまさき)

26歳の無職。高校卒業後はアニメーションの専門学校に通っていたが、4年前に小学校5年生の女児を誘拐して強姦したロリコンのクズ。
施設に預けられてフィラリアに感染し、徘徊中に事件を通報されて警察に保護される。

「マンホール」の面白さ

突然現れたスキンヘッドの男から感染が広がり…関口美香の家から発生した大量の蚊によって蔓延する新種のフィラリア…脅かされる平穏な日常…。

欲深いクズを一掃させるためにフィラリアを持ち込んだ水野の正体は…?フィラリアに感染してしまった水野はいったいどうなるのか…。

バイオテロの様なサスペンスな展開。全3巻なのでサクっと読めて面白いストーリーです。是非読んで見て下さい。

何気ない日常が突如として恐怖に包まれていきます

蔓延する新種のフィラリア…どこから持ち込まれたのか…。

関口美香の家から大量に発生した蚊…未知の感染症にかかっていく人々。

フィラリアに感染した溝口は生き残れるのか…?

全3巻で面白いバイオサスペンス作品です。

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