「新宿スワン」は和久井健による作品です。
週刊ヤングマガジンで2005年から2013年まで連載がされ、全38巻で完結しています。
2007年にTVドラマ化、2015年に映画化がされています。
スカウト会社“バースト”の見習い社員となった白鳥(しらとり)タツヒコ、19歳。街角でギャルに声かけて、お水のシゴトを斡旋(あっせん)し、紹介料でメシを食う。そんな歌舞伎町ディープビジネスの世界に飛び込んだ彼を待っていたのは、何よりもカネがモノをいう弱肉強食の掟だった……!!日本最大の繁華街の雑踏に立ち、覗き込んだ裏社会のリアル。歌舞伎町のスカウトほどサイテーで最高な商売はない!!
引用元:ebookjapan
「新宿スワン」はどんな作品?
新宿、歌舞伎町を舞台にスカウト会社バースト社員として、キャバクラのキャスト、風俗嬢やAV女優をスカウトする白鳥龍彦の活躍を描いた作品です。ヤクザやホスト等の歌舞伎町の裏社会が描かれている作品です。
「新宿スワン」のあらすじ
ビッグになる夢を持って上京してきた白鳥龍彦(タツヒコ)でしたが、現実は厳しく、最後の望みをかけたパチンコで負けてしまい、タツヒコの手元に残るお金は100円だけになってしまいました。
全財産の100円玉を落としてしまい、転がっていく100円玉を追いかけていると男にぶつかってしまい、男たちからリンチに遭ってしまいます。
タツヒコがボコボコに殴られていると、そこにスカウト会社「バースト」の幹部である真虎(マコ)が通りかかりました。
集団でボコボコにされても戦意を失わずにマコを睨みつけるタツヒコの面構えを気に入ったマコはタツヒコはバーストの社員にスカウトをします。
スカウトの仕事は女に声をかけて水商売、風俗やAVの仕事を斡旋して紹介料を得る仕事でした。
真虎からスカウトの仕事を教わり、少しずつ仕事に慣れていったタツヒコはある日、いつもの様に歩く女性に声をかけていたタツヒコは一人の女性のスカウトに成功をします。
タツヒコはスカウトをした女性、長谷川裕香はキャバクラ「es」のナンバーワンをしていた大物のキャバ嬢でした。
タツヒコが裕香をキャバクラに紹介をした帰り、二人が歌舞伎町を歩いていると、裕香の担当をしていたスカウト会社ハーレムのスカウトに見つかってしまい「es 」を勝手に辞めたことからタツヒコと裕香はスカウトたちからボコボコに殴られてしまいます。
タツヒコがボコられたことを知ったバーストの社長である山城は社員が殴られたことをネタにハーレムへ抗争を仕掛けることを決め、バースト幹部の関に火種になることを命じて関とタツヒコの二人はハーレムに乗り込んでいくことになります。
「新宿スワン」の特徴・面白さ
純粋でまっすぐな男、主人公の白鳥龍彦は弱い立場の人間を見過ごすことが出来ず、
自分が関わった女の子が覚せい剤や借金まみれで困っていることを知ったタツヒコは後先を考えずに女の子を守るために行動をしていきます。
歌舞伎町、横浜や札幌を舞台にしてホストや風俗嬢、スカウト会社の勢力争いやヤクザ同士の抗争などが描かれた面白い作品です。