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【虐殺ハッピーエンド】突如始まったループする日常。入院している妹を助けるために主人子うが殺人を続けていくことになるストーリー。あらすじと登場人物を紹介します。

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「虐殺ハッピーエンド」は不能犯で有名な宮月新(原作)とカジテツ王子で有名な向浦宏和(作画)の作品です。
マンガParkで2017年8月から2019年11月まで連載がされ、全8巻で完結しています。

病気で移植手術が必要な妹の詩織のため、主人公の草壁真琴が人殺しを続けていく設定。警察から目を付けられてアリバイを作るために日にちをループさせたり…設定が秀逸でとても面白い作品です。

2018年に実写映画公開の「不能犯」作者、宮月新の最新作!病気の妹を救う為に「1日1人、人を殺す」ことを強いられた主人公・真琴は…大切なものを守る為、罪と罰の間で揺れ動く少年のサイコサスペンス、開幕!!

引用元:ebookjapan

「虐殺ハッピーエンド」はどんな作品?

突然同じ日を繰り返すループに巻き込まれた桑壁真琴と妹の詩織。
詩織は臓器移植が必要な状況で日に日に症状が悪化していましたが、日にちを進ませるためには真琴が誰かを殺さなければなりませんでした。

妹のために殺されて真琴は人殺しを続けていく作品です。
日にちをループさせることでアリバイを作ったり、とても緻密な設定です。
最終的にハッピーエンドになるのか…是非読んで見て下さい。

「虐殺ハッピーエンド」のあらすじ

高校2年生の草壁真琴は病気で入院をしている妹、詩織のためにアルバイトを掛け持ちしていました。
意識が無く人口呼吸器をつけている妹の見舞いに行った後、家に戻ると飲んだくれでアル中の父親がバイトの給料を勝手に使い込んで寿司を食っていました。

酔っぱらっている父親はどうせ詩織は死ぬんだから金を使っても無駄と心無い言葉を言います。
悲観した真琴は神社に行き、絶望しかない未来であれば明日なんか来なければ良いと叫びました。
翌日、病院から真琴に連絡があり、詩織のドナーが見つかったと報告を受けます。

翌日、新聞配達のバイトに行った真琴は同僚の脇田から昨日聞いたことと同じ話をされます。配達中の新聞の日付を見るとそれは昨日の肥塚のままでした。

バイトの後、病院に行って詩織のドナーの話をするが病院からはそんな話は聞いていないと言われてしまいます。

神社に行った後、真琴は7月10日を繰り返していました。
日ごとに症状が悪化している詩織を見て、詩織もループを繰り返してることをしった真琴。

そこに脇田が現れて真琴から金をカツアゲしようとしてきましたが、明日に進むことが出来ずに悪化する詩織の症状に悲観していた真琴はとっさに脇田を殺してしまいました。

翌日、日付がループすると思っていた真琴でしたが、7月11日時間が進んでいました。
手のひらに握りしめていた神社のおみくじを見ると、そこには「憎むべきものの命を断ち切ると明日への扉が開かれる」と書かれていました。

人を殺せば1日進むことを確信した真琴は詩織の移植手術が行われる8月10日まで人を殺し続けなければならなくなりました。

登場人物

草壁真琴(くさかべまこと)

高校2年生。作品の主人子で妹の詩織のために新聞配達やスーパーのバイトを掛け持ちしている。
アル中のろくでなしの父親にバイトの給料を使い込まれ、悲観して神社にいった翌日から詩織と二人で同じ日をループするようになる。日にちを進めるためには人を殺す必要があり、詩織がドナー手術を受けられる8月10日まで殺人を続けることを決める。

脇田圭吾(わきたけいご)

真琴が新聞配達をしているバイト先に努めている新聞配達員。24歳。女好きで薬物にも手を出している。
真琴の給料をカツアゲをしようとするどうしようも無い男。

草壁詩織(くわかべしおり)

真琴の妹。病気で入院をしている。臓器の移植が必要な状況で医師から長くて2カ月と余命宣告をされている。
移植のドナーが見つかったが、真琴と一緒にループを繰り返すようになってしまい日に日に症状が悪化していっている。

新庄弥生(しんじょうやよい)

真琴と詩織の幼馴染。詩織のためにバイトばかりしている真琴の事を心配している。
殺害された森下大樹の第一発見者。

父親

真琴と詩織の父親。入院をしている詩織の事をどうせ死ぬんなら金を使わないければ良いと言い、酒に溺れていて真琴がバイトで稼いだ金を勝手に使って寿司を食ってしまうどうしようも無い父親。

九十九(つくも)

刑事。脇田の殺害を捜査している。現場に落ちていた封筒から真琴を疑う。
真琴が日にちをループすることで作り上げたアリバイに不自然さを感じて捜査を続ける。

片桐(かたぎり)

真琴の同級生の女の子。出来心からした万引きだったが、同じ高校の沢ノ井に捕まって脅迫をされてしまう。
沢ノ井からテストの答案を盗まされた後に集団でレイプをされてしまう。
薬物中毒の母親から虐待を受けていて真琴と一緒に人殺しに手を染めていき、どんどん壊れていく。

沢ノ井聖哉(さわのいせいや)

真琴の同級生。バイト先で同級生の片桐が万引きをしたことをネタに片桐を脅迫し、友人の森下や梶原と一緒に片桐のことを強姦する。

梶原拓己(かじわらたくみ)

真琴の同級生。沢ノ井と一緒に片桐を強姦する。沢ノ井が殺されたため警察に任意の事情聴取を受ける。自分の家族には良い子供を演じている。

森下大樹(もりしただいき)

真琴の同級生。沢ノ井と梶原と一緒に片桐を強姦するが、二人とも殺されてしまい、自分も殺されるのでは無いかと怯えている。

鈴原かなえ(すずはらかなえ)

詩織の入院している病院の看護師。
真琴と詩織のことを想って親身にしてくれていたが、自分の息子が死んでしまったことによりメンタルを壊してしまう。

水野(みずの)

九十九警部の相棒の女性刑事。

「虐殺ハッピーエンド」の面白さ

主人公が悲惨な境遇でかなり可哀そうな設定でグロ描写も多いですが、刑事に疑われたら、あえて日にちをループさせてアリバイを作ったり、サスペンス要素がスゴクてどんどん読みたくなってハマってしまう作品です。

全8巻で完結していてボリュームもちょうど良い量なので是非いっき読みして欲しいマンガです。

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